平成17年2月19日(土)
(社)埼玉県接骨師会川口支部 学術講習会開催される
2月19日(土)、川口総合文化センター・リリア11階中会議室にてJ2徳島ヴォルティスの田中真二監督を講師として川口支部学術講習会が行われました。『サッカー選手のコンディショニングとけがについて』〜小・中・高校生のオーバーユース〜との題にて小学生からプロのサッカー選手に至るまで幅広く指導してこられた経験から、サッカー選手に多いけがや競技復帰までのリハビリ・トレーニングなど御自身のけがの経験も交えた内容でした。その中でも体調管理の重要性について「コンディショニングが悪い状態で練習しても上達しない」との考えから、トレーニングだけではなく栄養や休養の必要性をお話していただきました。また小・中・高校生と進むにつれて、練習内容やモチベーション維持などについてどう対応していくかという話は、やはり現場で活躍されている方だけあってとても実践的で、サッカーに限らず様々なスポーツ少年に接する機会が多い我々にとって非常に興味深い内容であり大変参考になりました。
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田中監督は埼玉県出身で現在も川口市に住んでいるそうです。浦和南高校時代には全国高校選手権優勝、U−18日本代表、中央大学に進み1979ワールドユース日本代表、全国大学選手権大会優勝、1982ユニバーシアード世界大会日本代表などをはじめ、日本代表として数多くの国際大会に出場して来ました。日産自動車サッカー部(現横浜Fマリノス)時代には、JSLカップ優勝、日本サッカーリーグ優勝、天皇杯4回優勝、浦和レッズにて天皇杯ベスト4、96年に京都パープルサンガを最後に現役を引退されました。
その後監督として大塚製薬(株)サッカー部をJFL優勝(2回)に導き、2005年より大塚製薬(株)サッカー部がJ2昇格するのに伴いチーム名を徳島ヴォルティスとし、その初代監督として手腕を振るっていらっしゃいます。
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 宇佐美支部長より謝辞を申し上げました。
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講演後も支部会員からの質問が相次ぎ、とても活気のある講習会となりました。その後銀座アスターに場所を移し、田中監督を囲んでの懇親会を行いました。その席でも公演内容について、また今後の日本サッカーについてなどの質問があり支部会員にとって有意義な一日となりました。
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徳島ヴォルティス開幕情報
平成17年3月5日(土)J2第1節開幕戦、アウェーに乗り込んだ徳島は3−0で仙台に快勝し、うれしい白星発進となった。
★胸借りるつもりで完勝
四国初のJクラブチームとして、開幕戦を白星で飾った徳島の田中監督は『一人ひとりが体を張ったいい試合ができた』と振り返った。
J1復帰をめざす仙台が相手。DF石川が直接FKを決めるなどFKのチャンスからうまく2点を先行してペースをつかんだ。試合前、『胸を借りるつもりでJの雰囲気を楽しんで来い』と選手に声を掛けたという田中監督は思わぬ完勝に謙虚で、『パスのつなぎがまだ不十分』と課題も見逃さなかった。
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平成17年3月6日(日)産経新聞より
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田中真二監督、大変ありがとうございました。徳島ヴォルティスの活躍、J1昇格を願っています!
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